本年2月、上記が厚生労働省から承認されました。従来は8mg/週までしか認められていませんでしたが、MTXは高用量ほど有効性が高まることが分かっており、海外では以前から高用量での使用が認められていました。
ついに日本でもより有効な高容量での使用が認められたことから、今後はMTXによる治療の成績が向上することが期待されています。
更に、リウマチ患者さんで予後不良因子(高活動性である、X線で骨びらんがある、日常生活の動作障害がある、リウマチ因子や抗CCP抗体が陽性である)を有する場合は、MTXを最初から第1選択薬として使用するよう推奨されました。今後は関節リウマチと診断されたらすぐにMTXで治療を開始する患者さんが多くなると予想されています。
MTXを十分量で使用して3ヶ月が経過しても効果が不十分な場合は、より効果が高い生物学的製剤の併用を検討することとなります。 |